ユーロスペース 『秋のソナタ』は、その作品をめぐってつぶやかれるだろうありとあらゆる言葉を超えて、それが映画として存在しているというただその一点において、祝福されねばならぬ作品である。
ユーロスペース 未来に向けて投影する映画 佐藤真監督の『阿賀に生きる』は、人類のかけがいのない「現在」を未来に向けて投影する。それは、被写体となった方々の忘れがたい表情やその背後に拡がる風景の「現在」のみならず、それにキャメラを向けたスタッ…
アテネ・フランセ文化センター 人間は、映画にとってもっとも自然な被写体でありながら、俳優がそうでないのは何故か。いま、映画作家の塩田明彦が、その不可解さの理由を、世界で初めて明らかにしてみせる。
渋谷 シアター・イメージフォーラム フィクションをドキュメンタリーのように、 ドキュメンタリーをフィクションのように撮るホセ・ルイス・ゲリンは、どんな題材と向かいあおうと、 映画のあるかないかの核心へと見るものを誘いこむ。 そこでふと目覚めることの、…
Bibliothèque(ビブリオテック)
東大安田講堂
講談社 http://images2.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2009-2011-a568.html
東京大学出版会 30年代の松竹メロドラマは怖ろしい。異種混淆性のはらむホラーを超えたその怖ろしさを、御園生涼子はごく冷静に指摘してみせる。
ユーロスペース もちろん、完璧な出来ではありません。しかし、随所に「映画」が生々しく息づいており、夜のトンネルから電車が出てくショットにはすっかり魅せられてしまいました。――また、蒲団に寝るショットの苦しさにくらべて、鴨居に吊したシャツを見せ…
渋谷 シアター・イメージフォーラム これこそ映画だという確信が、これは映画なのかという疑念を、なだらかに凌駕してゆく快感の121分!
CIRCULO DE BELLAS ARTES DE MADRID “John Ford o la elocuencia del gesto”を収録。
ヒューマントラストシネマ有楽町 世界が期待する中国の若い映画作家が、 中国辺境の砂漠地帯で撮った新作は、なぜ中国映画ではないのか。 『無言歌』は、その謎の深さを鮮やかに解き明かして見せる。必見!
有楽町朝日ホール(スクエア) このトークイベントは質問者がかなり豪華で、蓮實重彦、藤原敏史、アミール・ナデリがニコラス・レイ作品の思い出と共に立て続けに質問した。
銀座シネパトス mixiより
オーディトリウム渋谷
“Fiction and the ‘Unrepresentable’:All Movies are but Variants on the Silent Film”を収録。
リトルモア
シネマート新宿 埋葬しようにも埋葬しきれないものを人類はかかえこんでいる。 そのことを鮮やかに想起させてくれるのがこの映画だ。
ショウゲート試写室 『東京公園』試写。超満員。青山真治監督4年ぶりの長編新作への期待の高さがうかがえる。春の公園の陽だまりのような余韻が残った。試写にいらしていた蓮實先生にご挨拶。
シネマライズ 熟れきった果実が落ちもせず、なおも枝にとどまるのをじっと見つめているかのようなスリリリングな114分! しかも、果肉は一瞬ごとに若やいでいくかに見える。この稀有な体験を逸してはなるまい。
スパイラルホール http://www.geki3.jp/3minute/index03.php id:saitotohannpuku:20110226 http://green.ap.teacup.com/nanbaincidents/1048.html
Indiana University Press “Led by the Scarlet Pleats: Bresson’s L’Argent”を収録。
恵比寿ガーデンシネマ ここには、山中貞雄の『河内山宗俊』以後、世界映画史でもっとも 美しい雪が舞う。
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen2 ゲリンの『ゲスト』で、蓮實重彦さんの後ろ姿を見、その後に見たキンフーの『忠烈図』で山田宏一さんをお見かけする。このパターン、渋谷でやってた頃(ニッポンシネマクラシックとか有った頃)と同じだ。 ゲリンの『ゲス…
東京国立近代美術館フィルムセンター 吉田喜重監督特集、本日のトークゲストは蓮實重彦先生。控室で、先生の方から「ジョン・フォード、観たでしょう?」と言われて狼狽。ポルデノーネで特別上映された『アップストリーム』(1927)のことだが、先に言われる…
P.O.L “Hou Hsiao-hsien : l’éloquence des images mutiques”を収録。
新潮社 この書物の蓮實重彦の文章は、ほんとうに名人芸の域に達している。事実とフィクションの間を往来しながら、現在と過去を往来しながら、言葉を刻むことの現在を確実に生きている。 ともあれ、『随想』(新潮社)は連載時より拝読しておりましたが、ま…
選考委員:蓮實重彦 ▼選考委員:蓮實重彦 ▼応募〆切:2011年6月末日(当日消印有効) ▼募集対象:小説(未発表のもの)。もとより「小説」の定義はいまなお曖昧に放置されていますが、世界化されたその曖昧さとどう向かいあうかが問われることになるで…
ワイズ出版 フランス人には書けないヌーヴェル・ヴァーグをめぐる書物が、日本には存在している。山田宏一の『友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』、『トリュフォー、ある映画的人生』がそれである。その2冊に、同じ著者による『ゴダール、わがアンナ…
Bibliothèque(ビブリオテック) 昨日、黒沢清×蓮實重彦「東京から 現代アメリカ映画談義」 の出版記念トークイベントが原宿にある素敵な本屋Bibliothequeさんにて開催され、インタビュアーとして私が参加させて頂きました。 このお仕事の依頼を初めて聞いた…