2009-01-01から1年間の記事一覧

《Trafic N°72》

P.O.L “Jacques Becker ou l’aisance des mouvIents”を収録。

ヴィターリー・カネフスキー特集上映

ユーロスペース 「動くな、死ね、甦れ!」は、かけねなしの傑作であり、 これを見逃すことは生涯の損失につながるだろう

「再履修 とっても恥ずかしゼミナール」(港の人)刊行記念 万田邦敏の“可視の100と不可視の100” 講演

アテネ・フランセ文化センター

『谷中暮色』

シネマート新宿 過去をめざす視線がとらえがたい現在の先端でぴたりと焦点をむすぶ演出は秀逸である。 東京の街がなお魅力的な被写体たりうることを実証してみせた貴重な作品と断言したい。

自伝刊行記念 回顧上映「女優 岡田茉莉子」 トークショー

ポレポレ東中野 宣伝の吉川氏とポレポレ東中野へ。そこでは岡田茉莉子さんの自伝刊行記念レトロスペクティブが初日を迎えており、そこに馳せ参じる。マキノの「やくざ囃子」、中村登「愛染かつら」「河口」など見ていても必ず再見したい作品や、「集金旅行」…

埼玉県立浦和高等学校 平成21年度進路講演会「「他人」とはなにか」

埼玉県立浦和高等学校体育館

試写会『谷中暮色』

「谷中暮色」最終試写。宣伝の吉川氏いわく、ここ数年様々な作品の試写をやって来た中でもっとも濃密な面々が勢揃い。大物批評家、文筆家、映画監督等々。試写の最中胃が痛いと嘆いていた。Chris Fujiwara は、elliptical(省略が多い)のが気に入った、某御…

蓮實重彦特別講義 『映画あるいは「類似の罠」』完結編

アテネ・フランセ文化センター id:molmot:20090629

平倉圭博士論文公開審査

論文題目:「ジャン=リュック・ゴダール論―編集/ミキシングによる思考」 審査委員:田中純(主査)・蓮實重彦・石田英敬・松浦寿輝・前田英樹 東京大学駒場キャンパス 18号館 4階 コラボレーションルーム3 id:furuyatoshihiro:20090627 id:edouard-edouard:…

試写会『私は猫ストーカー』

TCC試写室 映画評論家の蓮實重彦さんがいらしてくだり、誉めて下さった後、「あと7分切ったら傑作だね」とおっしゃって下さいました。「あと7分」。とても励まされ、勇気づけられる言葉です。

《Undercurrent》

FIPRESCI “Touching the Glossy Coat of a Horse. John Ford's Kentucky Pride”を収録。

『グラン・トリノ』

丸の内ピカデリーほか 「グラン・トリノ」の奇蹟に立ち会おうではないか、感動を遥かに超えた、豊かな沈黙とともに。

廣瀬純著『シネキャピタル』

洛北出版 最先端の思想もイメージも 大胆に読みこめる廣瀬純は、 書き手としても稀有の才能に 恵まれている!!

『四川のうた』

ユーロスペース 深呼吸をしてから見ることを勧める。息もつかせぬ傑作だから。

島田雅彦著『小説作法ABC』

新潮社 21世紀の『小説神髄』 を颯爽と語り尽くした島田雅彦は、坪内逍遥と異なり、まぎれもない小説家であり、彼の前に明治以来のあまたの小説が無方向に揺れている。この優位をあっさり劣勢へと転化させかねない近代小説の不気味さにあくまで意識的である…

《Cahiers du cinéma n°643》

Cahiers du cinéma “Attention, c'est un monstre!”Entretien avec Shigehiko Hasumi par J.-M. Frodonを収録。

『ロルナの祈り』

恵比寿ガーデンシネマ 東京で映画を見ていれば、いつの日かハスミンと一緒に映画を見ることがあるかもしれないとなんとなく思っていたのですが、なんとその日がこれほど早くくるとは! 恵比寿ガーデンシネマで『ロルナの祈り』を見るべくロビーで待っている…

『長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語』

ユーロスペース 「愛」という言葉のみだりな使用はつつしみたいが、『長江にいきる』の素晴らしさは、そのショットのことごとくが「愛」を体現する被写体への「愛」からなっていることにある。

『我が至上の愛 〜アストレとセラドン〜』

銀座テアトルシネマ 爆笑をこらえてこの艶笑喜劇(21世紀のルビッチ!)を楽しむには、 映画のいい加減さに対するまともな感性を備えていればそれで充分だ。