特集/青山真治 青山真治とのトークショー

ユーロスペース

ミュージカル映画特集III 瀬川昌久とのトークショー

シネマヴェーラ渋谷

マルグリッド・デュラス+ジャン=リュック・ゴダール著『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』

読書人 ゴダールがデュラスに向かって「ええっ、ビール!」と絶句する瞬間の真摯な滑稽さ……。「同じコインの表と裏」だというこの二人の対話は、かろうじて存在しているかも知れない映画やサルトルをめぐるやりとりはいうに及ばず、キスについてさえ真摯にしてか…

「ハリウッド映画史講義特集」へのプレリュード - ロバート・アルドリッチの世界 トークショー

シネマヴェーラ渋谷

『モアナ 南海の歓喜 サウンド版』

岩波ホール 二股に別れた白い木の幹の画面で始まるこの傑作で、フラハティは、荷物を背負う天秤、動物を捕るための罠、喉を潤す液体、海亀を調理する薪として、木の幹と生活との美しい関係をじっと見つめる。

《Trafic N°107》

P.O.L “Seijun Suzuki, à l’origine de son silence”を収録。

『きみの鳥はうたえる』

8月25日(土) 函館シネマアイリス先行公開 9月1日(土) 新宿武蔵野館、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 窮屈そうな二段ベッドで柄本佑としなやかに愛を交わした石橋静河が、Tシャツをまとって真っ赤なトマトを頬ばっていると、いきなり同居人の染谷将太が…

『寝ても覚めても』

テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開 向かいあうこともなく二人の男女が並び立つラスト・ショットの途方もない美しさ。 しかも、ここには、二十一世紀の世界映画史でもっとも美しいロングショットさえ含まれている。…

ヒューマニティーズセンターLIXIL潮田東アジア人文研究拠点開室記念講演会 記念講演「「ポスト」をめぐって」

東大本郷キャンパス・伊藤国際学術研究センター地下2階伊藤謝恩ホール

『苦い銭』

シアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー 真夜中の歩道や 高層住宅のテラスや薄ぐらい廊下などに、 孤独な男女が黙って立ちつくしている。 彼らや彼女らは、その後、 饒舌すぎるほど自分を主張し始める。 それがこの映画の 荒々しくも繊細な魅力にほ…

蓮實重彥 トークショー 『ハリウッド50年代再考』

ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)

早春 デジタル・リマスター版

YEBISU GARDEN CINEMA 蓮實重彦氏に遭遇!恵比寿にて。『早春』でしょうか。 映画館で蓮實重彦氏をお見かけした。とても幸せな気持ち。

『月夜釜合戦』

シネ・ヌーヴォ 赤いスカートの女性による爽快な自転車の走行に導かれ、出鱈目のようでいて繊細きわまりない演出が描き上げるこの愉快な作品が16ミリで撮られたことを、とことん祝福しようではないか。

『鉱 ARAGANE』

新宿 K’s cinema 被写体を美しく見せることより、美しい被写体を見ることの無上の悦びに徹したこの監督は、見ることの悦びをいくえにも増幅させる驚くべき傑作を撮り上げてしまった。 それは、必然的な奇跡以外の何ものでもない。

第30回東京国際映画祭 ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション 『生まれながらの悪女』

東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール nfcなう born to be bad …う、後ろに蓮實師… フィルセン到着して、列に並んでいる上野昂志さんに挨拶したら、その10人くらい後に蓮實重彦先生が並んでいました。

《ユリイカ平成29年10月臨時増刊号 総特集*蓮實重彥》

青土社 [ブログ] http://gojogojo.com/gojo/2017/09/14/4623 http://ttn2.org/archives/2017/09/post_273.html http://franzjoseph.blog134.fc2.com/blog-entry-105.html http://abecasio.blog108.fc2.com/blog-entry-2734.html [Facebook] https://www.…

『牯嶺街少年殺人事件』

角川シネマ有楽町他ロードショー 問答は無用だ。 だまって映画館にかけつけ、 この真の傑作に打ちのめされるがよい。

『息の跡』

ポレポレ東中野 細いホースのさきからちょろちょろと水が流れ、見えてはいないポンプの音がそれにかぶさるとき、これが音響の映画だと人は忽然と理解する。不穏な津波の音に代わって、即席の井戸がいっときの生を謳歌するが、最後には解体されるしかない。あ…

『ミューズ・アカデミー』

東京都写真美術館ホール 「美神」を語るのであれば イタリア語でなくてはなるまいというかのように、 ゲリンは、現代のバルセロナにまずイタリア語を響かせる。 その響きがやがて日々のスペイン語と混じり合い、 ドキュメンタリー的と思われたものが、 いつしかフ…

『皆さま、ごきげんよう』

岩波ホール この国籍、年齢、性別を超えた「不良性」こそ、 ともすれば二十一世紀が忘れがちな歴史的美徳である。

工藤庸子×蓮實重彦トークショー「女性・フィクション・大学―スタール夫人×伯爵夫人」

ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)

『ダゲレオタイプの女』

ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー 女が階段から垂直に転落すれば、幽霊になるに決まっている。 この小津と溝口の宿命的な融合を、 二一世紀のフランスを舞台に あっけらかんと描いて見せる小癪なる黒沢清。 必見!!!

『ハドソン川の奇跡』

丸の内ピカデリー他全国ロードショー 上映時間は100分にも充たない。この見せかけの単純さのうちに、曲者イーストウッドの野心が凝縮されている。

『論集 蓮實重彥』(羽鳥書店)刊行記念 蓮實重彦+工藤庸子トークショー 『論集 蓮實重彥』についてお話させていただきます

ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)

『ホース・マネー』

ユーロスペース ほぼ完璧といえる構図、照明、美術が作品にもたらしかねぬ抽象性を、あらゆる生きた被写体が、そのつどまがまがしい具体性へと転化せしめるサスペンス。 ペドロ・コスタ監督の最大の野心作は、その野心を超えて、21世紀にふさわしい真の傑作…

『木靴の樹』

岩波ホール 戸外には馬車が行きかい、室内には蝋燭のランプが灯され、一家には何人もの子供が生まれ、男は黙って木靴を造り、女は小川で洗濯し、子供たちは野原を駆けまわり、病人が出れば祈祷師が呼ばれるという北イタリアの貧しい農村。教会で結婚式を挙げ…

『光りの墓』

シアター・イメージフォーラム あと一歩で映画が映画でなくなる地点まで踏みこんでの演出は、まことにサスペンス豊かである。必見!

『ジョギング渡り鳥』

新宿 K's cinema これこそ真の意味でリアルな映画なのだ。その稀有のリアルさを 体験すべく、衛星に乗ってでも映画館へかけつけよ!!!

《新潮 2016年4月号》

新潮社 “伯爵夫人”を収録。 [新聞] http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/bunngeijihyou/2-0055036.html http://www.sankei.com/life/news/160327/lif1603270036-n1.html http://www.asahi.com/articles/ASJ3X5R4MJ3XUCVL029.html [ブログ] http://d.hatena…

『キャロル』

TOHOシネマズ六本木他全国ロードショー 傑作である。 夫もいれば恋人もいる二人の女性が、 1950年代ニューヨークの歳末のデパートで出会う! 売り娘ルーニー・マーラと 顧客のケイト・ブランシェットの艶やかな視線の交わしあい!! その宿命的な遭遇の行く末を、…