全国コミュニティシネマ会議2007 基調講演 「『モンゴメリー・クリフ(ト)問題』について―映画史のカノン化は可能か?」

8/31(土)
13:00〜コミュニティシネマの活動報告
13:30〜14:30 映画評論家で東大元総長の蓮見重彦氏の基調講演
16:40〜17:40 ディスカッション「上映システムを強化する」
18:00〜レセプション
「映画史のカノン化は可能か」という講演。
わりと耳にするカノンという言葉、音楽の形式みたいに思っていましたが
聖典、正典〜という意味があるそうで、映画をこれが一番すぐれた映画だ、2番目は・・・というように
順位つけができるか、というお話でした。
蓮見氏の書かれた映画評論などは難しいという印象がありましたが
お話はとても面白くて、かなり過激な発言も飛び出し、1時間の講演はあっと言う間でした。
レセプション会場には全国のミニシアター関係者、配給会社の方、
公共の施設で映画上映をされている方、映画評論家の方
自主上映に関わっている人、メディアの方と、それはそれは映画濃度の極めて高い集まりでした。
そんな場所に自分が居合わせているとは、にわかには信じられないような気持ちでした。
乾杯の音頭は岩波ホール高野悦子さん、挨拶を日本映画の佐藤忠男さん
もちろん蓮見重彦さんもご出席でした。