2017-01-07 『ミューズ・アカデミー』 東京都写真美術館ホール 「美神」を語るのであれば イタリア語でなくてはなるまいというかのように、 ゲリンは、現代のバルセロナにまずイタリア語を響かせる。 その響きがやがて日々のスペイン語と混じり合い、 ドキュメンタリー的と思われたものが、 いつしかフィクションとわかちがたく結ばれてしまう。 そのサスペンス豊かな混淆が 見るものを途方もなく魅了する。